産経WEST

【脳を知る】織田信長も罹った「糖尿病」 裕福な貴族の病気から現代病に

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【脳を知る】
織田信長も罹った「糖尿病」 裕福な貴族の病気から現代病に

疲れやすい、のどが渇きやすい…糖尿病の初期症状に注意 疲れやすい、のどが渇きやすい…糖尿病の初期症状に注意

 糖尿病。名前だけ聞くとあまり怖そうではありませんが、実は恐ろしい病気です。

 日本史上では藤原道長の晩年の健康状態を記した記録(「小右記」)が糖尿病の病態と酷似しており、糖尿病の日本最古の記録ではないかといわれているそうです。甘いものが好きな織田信長も糖尿病であった可能性が指摘されています。当時は裕福な貴族などが罹患(りかん)する珍しい病気であったのでしょう。今や貴族がかかる病気どころか、現代病とも言われています。

 厚生労働省の「2012年国民健康・栄養調査結果」の推計によると、糖尿病と糖尿病予備群の合計は2050万人で、国民の5人に1人が該当するという結果でした。糖尿病の初期は自覚症状がないか、あっても気づいていないことが多いので、実はもっと多くの患者がいるのかもしれません。一般的な糖尿病の初期症状は疲れやすい、のどが渇きやすい、尿の頻度が増える、などです。いずれも血液中の血糖値が高いことが原因で起こる症状ですので、血糖値を測ることで診断できます。

 糖尿病を放置していると、3大合併症(糖尿病性の網膜症、腎症、神経障害)を起こしやすいことはよく知られています。これらは目や腎臓、手足などの細い血管の血流が悪くなることにより起こってくる合併症です。

「産経WEST」のランキング