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【米大統領広島訪問】厳重警備、修学旅行困った!? 原爆資料館、キャンセル続出 1年前からの予約も 

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【米大統領広島訪問】
厳重警備、修学旅行困った!? 原爆資料館、キャンセル続出 1年前からの予約も 

 オバマ米大統領の広島訪問を27日に控え、小学生らの修学旅行に影響が出ている。当日は平和記念公園(広島市)への立ち入りが禁止されるとみられ、公園内の原爆資料館では同日に予定されていた被爆体験講話のキャンセルや日程変更が相次ぐ。資料館の担当者は「ご迷惑を掛けているので、非常に心苦しい」と話している。

 5月は修学旅行シーズンで、同公園には連日多くの小中学生が訪れる。資料館によると、昨年5月の修学旅行を含む団体入館者は約6万8千人で、約7万2千人の同10月に次いで多かった。

 今月27日には、米国のツアー客と小中高17校の計18団体が資料館などで被爆者から体験を聴く講話を予約。1年ほど前から申し込んでいた団体もあったが、うち17団体が予定を変更した。兵庫、愛媛両県の公立小3校がキャンセルしたほか、山口など5府県の公立小中10校は日程を変えた。このほか横浜市や愛知県などの3校も会場や時間を変更した。

 奈良市立登美ケ丘小は、6年生95人で27日午後に公園内の碑を巡る予定だった。18日に原爆資料館から旅行社を通じて「その日は来ないでほしい」と連絡があり、28日の宮島行きの予定と入れ替えることに決めた。

 担任の上坊博喜さん(60)は「もしかしたらオバマさんと一緒に…と甘い望みを抱いていたのですが」と話し、しおりの作り直しに着手した。

 資料館は、訪問による公園の封鎖に備えて講話を聴く場所として公園から離れた会場を用意したが、「資料館を見られなければ意味がない」と変更する学校が多かった。諏訪良彦副館長は「講話は被爆の実相を継承していただく機会。キャンセルした学校も日を改めて、ぜひ来てほしい」と語った。

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