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【衝撃事件の核心】「まさか寺までブラック化」元料理長349日連続勤務、世界遺産・仁和寺の「罰当たり」ネットで拡散

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【衝撃事件の核心】
「まさか寺までブラック化」元料理長349日連続勤務、世界遺産・仁和寺の「罰当たり」ネットで拡散

世界遺産に登録されている仁和寺。吉田兼好が「徒然草」で仁和寺のエピソードを紹介したことでも知られる。宿泊施設元料理長の〝過酷業務〟をめぐる裁判がクローズアップされ、インターネット上では批判の声が上がった 世界遺産に登録されている仁和寺。吉田兼好が「徒然草」で仁和寺のエピソードを紹介したことでも知られる。宿泊施設元料理長の〝過酷業務〟をめぐる裁判がクローズアップされ、インターネット上では批判の声が上がった

1年間の勤務日数は356日

 判決によると、23年4月~24年3月に御室会館に宿泊した客は平均で700人で、多い月には1100人を超えることもあった。同時期にレストランで提供された昼食は、最も多い月で3千~3500食にのぼっていた。

 23年8月までは男性を含めて調理人は3人いた。しかし、同月に2人が退職したため、24年3月までは男性1人で調理を担当した。その後、一時3人に増えたが、再び2人に戻り、別の従業員が休暇を取った際などは1人で業務を行うこともあった。

 男性は遅くとも午前6時ごろには仕込みを始め、朝~夜の営業をこなし、合間には仕入れや献立を作成。客が途切れたところで食事を取り、1日のうち休憩は1時間あるかないかだったという。

 抑うつ神経症を発症するまでの約1年3カ月間の労働時間は、1カ月をのぞき毎月140時間以上で、最長約240時間に及ぶこともあった。勤務日数は、23年には356日となり、うち349日は連続して出勤していた。

「労基法に違反、悪質」

 男性は25年、長時間労働を強いられたことで精神疾患を発症したとして、寺に慰謝料など計約4700万円の支払いを求めて京都地裁に提訴した。

 寺側は、男性がインフルエンザにかかったことや、身内に不幸があったことなどを挙げ、「長時間労働が原因ではない」と主張。請求の棄却を求め、全面的に争う姿勢を示した。

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