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【関西の議論】「さようなら」はもはや死語?…7割「使わない」と回答、永遠の別れをイメージ

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【関西の議論】
「さようなら」はもはや死語?…7割「使わない」と回答、永遠の別れをイメージ

 「さようなら」は、長い間、広く別れのあいさつとして用いられたのだろう。実際、戦後間もない頃の映画などを見ると、「さようなら」はごく普通に使われていたことが分かる。

 「さようなら」よりやや短い「さよなら」という言葉もあり、日本語の言葉遣いに詳しい真田信治・大阪大名誉教授(70)=日本語学=は「10、20代の頃は『さよなら』というのが普通だった」と思い出す。

ヒット曲などでイメージが広がった?

 「さようなら」に「永遠の別れのイメージがある」。この感覚は、どこから来るのか。

 思い至ったのが、歌謡曲や演歌、J-POP(ジェイポップ)まで音楽シーンでは、この言葉が歌詞で使われると、悲しい男女の別れを指すことだ。こうした音楽の悲しいメロディーと歌詞を聞き、「さようなら」イコール「別れ」という発想が一般化したのではないか。

 真田名誉教授に、この仮説が妥当なのか聞いてみると、「音楽などによって『さようなら』に『別れ』のイメージが広がった可能性はある。賛成だ」という答えが返ってきた。

 そのうえで、真田名誉教授は「『さようなら』はもともと、現代人が使う『じゃあ』などと同じ意味だったが、日常の言葉から離れ、神格化している」と指摘する。なるほど、ミナミで使うと答えた人たちの「公的な印象」とも一致する。

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