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【機先】「ワントップで経営即決」関西アーバン銀行、橋本頭取

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【機先】
「ワントップで経営即決」関西アーバン銀行、橋本頭取

取材に応える関西アーバン銀行の橋本和正頭取=19日、大阪市中央区の関西アーバン銀行本店 取材に応える関西アーバン銀行の橋本和正頭取=19日、大阪市中央区の関西アーバン銀行本店

 大阪府と滋賀県を地盤とする関西アーバン銀行は、6月29日付で橋本和正頭取が会長を兼務する新体制となる。日銀のマイナス金利政策導入など金融環境が激変するなか、経営判断のスピードを速める狙いだ。橋本頭取に今後の戦略を聞いた。(石川有紀)

 --会長と頭取を兼務しワントップ体制にする

 「新体制で意思決定スピードを速めることが一番の狙いだ。頭取就任後、大阪77、滋賀52の全店舗を回り、地域密着の営業体制を強化した。この営業体制で、より早く成果を出していく」

 --マイナス金利政策による銀行収益への影響は

 「当行は預金に占める貸出金の比率が9割超で、運用部分が少ないため大きな影響はない。ただ、金利は下がっても、企業の設備投資や新規の住宅購入などの資金需要にまだつながっていない。需要を掘り下げなければいけない」

 --具体的には

 「中小の製造業は設備投資に慎重だが、訪日客の需要は好調だ。当行の提案で、公衆無線LANなど訪日客向けに設備投資をして、稼働率が6割から9割に上がったホテルもある。こうした迅速な提案力で、平成27年度の新規貸出金は過去最高額の1600億円とした」

 --住宅ローンは借り換えが増えている

 「金利競争の過熱を懸念している。住宅購入は顧客がライフスタイルを見直す時期なので、病気に備える保険や収入保障がついた住宅ローン商品など、長期の資産形成を含めた提案をしていきたい」

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