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近大、京大の研究炉に「合格証」 規制委が審査書を正式決定

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近大、京大の研究炉に「合格証」 規制委が審査書を正式決定

 原子力規制委員会は11日、京都大と近畿大の研究用原子炉2基について、新規制基準の「合格証」にあたる審査書を正式決定した。新基準下での研究炉の審査合格は初めて。今後、詳しい設計の審査や施設の検査を経て、京大は今夏、近大は秋ごろの運転再開を目指している。

 審査に合格したのは、京大原子炉実験所(大阪府熊取町)の臨界実験装置「KUCA」(熱出力100ワット)と近大原子力研究所(同東大阪市)の「UTR-KINKI」(同1ワット)の2基。いずれも商業用原発と比べてごく低出力で、規制委の田中俊一委員長は「潜在するリスクが原発と全く違う」としている。

 両基は原子炉の安全研究や原子力技術者の育成に利用されていたが、東京電力福島第1原発事故後、研究炉も原発と同様に新基準に適合しないと稼働できなくなり、近大は平成26年2月、京大は同年3月に運転を停止。両大は同年秋に規制委に審査を申請したが、大学側の人員不足などで長期化していた。

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