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【衝撃事件の核心】「タダ好き」にもほどがあるやろ! 障害者駐禁除外の悪用横行…恥ずべきナニワの悪弊 なんと4割が不正

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【衝撃事件の核心】
「タダ好き」にもほどがあるやろ! 障害者駐禁除外の悪用横行…恥ずべきナニワの悪弊 なんと4割が不正

駐禁除外標章の不正使用取り締まり件数。大阪、京都、兵庫が3年連続で全国トップ3を独占した 駐禁除外標章の不正使用取り締まり件数。大阪、京都、兵庫が3年連続で全国トップ3を独占した

 正規の除外標章でも常習的な不正使用については摘発を強めている。府警は昨年6月、会社役員の60代の男を自動車保管場所法違反容疑で逮捕したほか、26年8月には70代の男を車庫法違反容疑で書類送検。どちらも親族の除外標章を使い、勤務先や自宅近くの路上を長期間にわたって車庫代わりに使っていた悪質な事例だった。

「魔法のアイテムじゃない」

 駐車料金を免れるための除外標章の不正使用が横行すれば、本当に車を止めたい障害者が必要なときに利用できなかったり、緊急車両の通行などに支障をきたしたりすることが考えられる。

 障害者の家族だったら苦労はよく分かるはずなのに-。大阪市身体障害者団体協議会の手嶋勇一会長は「不正な使い方をすれば、除外標章のルールや障害者に対する社会の目はいっそう厳しくなる」と懸念を示す。不正使用をしているのはごく一部の障害者の家族とみているが、会員らには「安易に除外標章を貸さないで」と注意を呼びかけているという。

 対策の強化を進める府警は今年4月から毎月1回、除外標章の不正使用事案に特化した府下全域での一斉取り締まり日を設けることを決めた。初の一斉取り締まり日となった4月20日は捜査員200人態勢で臨み、72件の不正使用を摘発。今年1~3月末までの摘発は68件で、わずか1日で3カ月分の件数を上回った形だ。

 「除外標章は、いつでもどこでも駐車料金がタダになる『魔法のアイテム』じゃない」と憤る府警の担当者。行き過ぎたナニワの〝タダ至上主義〟撲滅のため、府警は今後、青切符だけでなく、車庫法違反など刑事罰を適用した摘発も積極的に行っていく方針だ。

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