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長良川の鵜飼い支える女性 ウ運ぶ鵜籠作る職人

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長良川の鵜飼い支える女性 ウ運ぶ鵜籠作る職人

ウを運ぶ竹製の「鵜籠」を手にする前西千寿香さん=岐阜県美濃市 ウを運ぶ竹製の「鵜籠」を手にする前西千寿香さん=岐阜県美濃市

 毎年5~10月に開催される岐阜市の「長良川鵜飼」。1300年以上続く伝統漁は、道具にも支えられている。岐阜県美濃市の前西千寿香さん(30)は、ウを運ぶ竹製の「鵜籠」を手掛ける数少ない職人。「地域に必要とされる工芸品があるのは恵まれている。期待に応えたい」と奮闘する。

 元々建築を学んでいた前西さんが竹細工を始めたのは2012年。竹細工の普及に取り組むNPO法人「グリーンウッドワーク協会」の竹部会の鬼頭伸一さん(63)との出会いがきっかけだった。「簡単に考えていたら難しくて。果てがなく奥深い」

 かつて鵜籠は、県内唯一の職人だった石原文雄さん(80)=同県関市=が作っていたが、数年前に引退。鬼頭さんが技術継承を目指していたことから、前西さんも鵜籠作りに取り組むようになった。「女性ならではの繊細さと、良い物を作りたいとの気概がある」と石原さんも期待を寄せる。

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