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ホタルの発光物質「2種類の化学物質+水」で簡単合成 中部大・名古屋大チーム発見

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ホタルの発光物質「2種類の化学物質+水」で簡単合成 中部大・名古屋大チーム発見

発光するヘイケボタル(中部大提供) 発光するヘイケボタル(中部大提供)

 ホタルの発光のもとになる物質「ルシフェリン」が、2種類の化学物質を水の中で混ぜるだけで簡単に合成できることを、中部大と名古屋大のチームが発見した。英科学誌電子版に掲載された。

 チームによると、ホタルの祖先は約1億年前に現れたとされるが、発光能力がどのように進化したかは分かっていない。中部大の大場裕一准教授は「ホタルの祖先の体内でも同じような反応が起こり、発光が進化するきっかけの一つになったのでは」と話し、謎を解く鍵になるとみている。

 2種類の化学物質は「ベンゾキノン」と「システイン」。中性の水に入れ、室温で3時間かき混ぜると微量のルシフェリンが合成できた。発光を促す酵素を作用させると、肉眼で見える明るさまで光った。

 酸性やアルカリ性の水の中や酸素がない状況では、ルシフェリンはできなかった。

 今回の方法ではルシフェリンができる量が少なかったため、大場准教授は合成反応を促進する別の酵素があるとみて、研究を進める。

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