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【熊本地震】天皇賞馬「カンパニー」も飼育、被災のサラブレッド生産牧場奮闘…「強い競走馬でファンに恩返し」

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【熊本地震】
天皇賞馬「カンパニー」も飼育、被災のサラブレッド生産牧場奮闘…「強い競走馬でファンに恩返し」

牧場の再起を目指す本田土寿さん(左)ら=熊本市東区(宮崎瑞穂撮影) 牧場の再起を目指す本田土寿さん(左)ら=熊本市東区(宮崎瑞穂撮影)

 熊本地震は、発生から3週間が経過した。地震は、九州随一の馬の産地にも影響を与えた。競馬のGIレース天皇賞で優勝した馬を飼育する熊本市内のサラブレッド生産牧場も被害を受けた。繊細な馬の体調が一時的に悪化した上、施設も損傷。そんな最中に、全国のファンから数多くのエールが寄せられた。「地震に負けない強い馬を作ることが恩返しになる」。生産者は“復興”へ思いを強めている。(矢田幸己)=1面参照

 熊本空港から約5キロ。熊本市東区の「本田土(つち)寿(とし)牧場」は約1ヘクタールの広さを誇る九州屈指の牧場だ。ここにも地震の脅威が襲った。

 「何頭かは気が動転していた」。一代で牧場を築き上げた牧場主の本田土寿さん(55)は振り返る。

 サラブレッドは小さな物音ですら怖がってしまう繊細な生き物。馬自体や馬房(馬小屋)への被害は何とか免れたが、4月14日の前震以降、食欲の低下や下痢に見舞われる繁殖牝馬もみられた。興奮して放牧地を走り回り、子馬に乳を与えない母馬もいたという。

 さらに牧場の地下水には泥が交じり、生産馬の運動に使うマシンも壊れるなど施設にも影響が出た。

 

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