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【世界からみるWEST】中韓「絶対拒否」のオバマ氏広島訪問…理由は「日本が韓国・中国から許しを受けていないから」

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中韓「絶対拒否」のオバマ氏広島訪問…理由は「日本が韓国・中国から許しを受けていないから」

3月、米ワシントンで3カ国首脳会談を終え、韓国の朴槿恵大統領(左)と握手をする安倍晋三首相。中央はオバマ米大統領。伊勢志摩サミットでのオバマ氏の広島訪問が実現するかに注目が集まる(写真はロイター) 3月、米ワシントンで3カ国首脳会談を終え、韓国の朴槿恵大統領(左)と握手をする安倍晋三首相。中央はオバマ米大統領。伊勢志摩サミットでのオバマ氏の広島訪問が実現するかに注目が集まる(写真はロイター)

 習氏は2015年9月3日に北京で行われた抗日戦争勝利70年を記念する式典で「70年前の今日、中国人民は14年の長きにわたる、想像を絶する艱難(かんなん)辛苦に満ちた闘争を経て、抗日戦争の偉大な勝利を手にした。世界の反ファシズム戦争の完全な勝利を宣言し、平和の陽光が再び大地をあまねく照らした」と演説した。

日本と正面切って戦ったのは国民党だが…

 これまで大規模な軍事パレードは中華人民共和国の建国記念日である10月1日に行われており、中国国内向けの色彩が濃かった。しかし、戦後70年の節目となった2015年は、日本が東京湾上の米戦艦ミズーリで降伏文書に調印した翌日の9月3日をわざわざ選んで実施した。

 つまり、中国共産党こそが「日本軍国主義」や「ファシズム」に対する戦いを主導したことを内外に強くアピールする狙いがあった。中国大使を務めた丹羽宇一郎・元伊藤忠商事会長は自らの著書「中国の大問題」で、中国共産党の正当性の根拠の一つとして「抗日戦での勝利」を挙げている。

 対中外交に携わった経験のある元外務省関係者は「中国は国連で『戦勝国』として振る舞い、国際社会の中で『敗戦国』である日本を『監視する』という立場を示すことで、日本に対して優位に立とうとしている」と解説する。

 しかし、中国大陸で正面切って日本と戦ったのは国民党であり、共産党は国民党との内戦を経て、中国大陸を統治するようになった。事実、毛沢東が中華人民共和国の建国を宣言したのは先の大戦の終戦から4年後の1949年だ。抗日戦を勝利に導いたという中国共産党の主張に疑問符がつけば、その支配の正当性も揺らぐことになりかねない。

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