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【けいざい徒然草-番外編(上)】スター・ウォーズ、ゴジラ、幻魔大戦…世界的イラストレーター、生頼範義氏の原画間近に 兵庫・明石で

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【けいざい徒然草-番外編(上)】
スター・ウォーズ、ゴジラ、幻魔大戦…世界的イラストレーター、生頼範義氏の原画間近に 兵庫・明石で

〈SFアドベンチャー〉『アルタイアー』 徳間書店 1981.9 (C)生頼範義 〈SFアドベンチャー〉『アルタイアー』 徳間書店 1981.9 (C)生頼範義

 映画「スター・ウォーズ」「ゴジラ」でのメカや皮膚の質感などが細密に描かれたポスター、平井和正氏の「幻魔大戦」、小松左京氏の「復活の日」といった小説での彫りの深い男女が印象的な装画…。兵庫・明石市立文化博物館で5月29日まで開催中の「生頼範義(おおらい・のりよし)展 THE ILLUSTRATOR」は、1960~2000年代に生み出されたそれらの有名イラストの原画を間近で見られる、またとない機会だ。ふだんは経済にまつわる話題をつづっている「けいざい徒然草」の番外編として、主に10~30代で生頼作品にふれた記者が多感な頃の記憶とともに展示の見どころを紹介する。(栗川喜典)

故郷での凱旋(がいせん)展

 2500点以上の作品・資料を残した世界的イラストレーター、生頼範義氏(1935~2015年)は兵庫県明石市に生まれ、先の大戦中に鹿児島県川内(せんだい)市(現・薩摩川内市)に疎開。高校卒業後、画家を志して東京芸術大学に進み、油絵に没頭した。

 「学校で教わることはない」と大学を中退し、アルバイトで食いつなぎながら描き続けたが、結婚を機に「生活者として」新聞広告や雑誌の挿絵、カットの仕事を始めた。次第に出版物の装画や映画ポスターなどの依頼を受けるようになり、妻の郷里である宮崎に構えた仕事場で生み出す精緻でダイナミックな描写のイラストが、世界的に知られるようになった。

 今回の展示は、昨年10月に79歳で死去した生頼氏が晩年に「一度行きたい」と望んだ故郷・明石市でのいわば“凱旋展”。市立文化博物館に入ると、まず目に飛び込んでくるのは高さ3・6メートルの「生頼タワー」だ。塔状の立方体の側面に、生頼氏が装画を手がけた書籍やレコードジャケットなどの実物670点が並べられ、「おお、懐かしい」「こんなのもあったのか」と声が漏れる。

隠れキャラ?

 4月15日に開かれた開会式には、生頼氏の長男で画家のオーライタロー氏(52)が駆けつけ、約160点の出展作品の一部について解説を行った。

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