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【熊本地震】「阪神大震災の恩返しを」 神戸市からごみ収集支援の職員奮闘 熊本・益城

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【熊本地震】
「阪神大震災の恩返しを」 神戸市からごみ収集支援の職員奮闘 熊本・益城

地震で出たごみを回収する神戸市環境局職員の妻鹿稔さん(上)=熊本市益城町 地震で出たごみを回収する神戸市環境局職員の妻鹿稔さん(上)=熊本市益城町

 熊本地震の被災地域で災害廃棄物処理問題が深刻化する中、神戸市環境局の妻鹿(めが)稔さん(44)が、甚大な被害が出た熊本県益城町(ましきまち)に応援に駆けつけ、収集処理に格闘している。平成7年の阪神大震災を経験し、全国から同様の支援を得た経験がある。「ぜひ恩返しがしたい」。黙々と作業を続けている。 (村上智博)

 神戸市の応援派遣部隊の一員として4月29日に益城町に入った妻鹿さん。1階部分が完全に押しつぶされた家屋、道路までせり出すように大きく傾いた民家…。「阪神大震災と同じ光景だ」と感じた。

 阪神大震災の時は、甚大な被害を受けた神戸市長田区で廃棄物の収集を担当した。道路は寸断され、信号機もつかない現場。あまりの惨状に言葉を失った。

 だが、全国各地からの応援が復旧に向けた大きな力になった。「その恩返しをしなければ…」と、今回の現地入りを快諾した。

 益城町では、危険な場所にある家具やテレビなどを回収。2、3カ所で2トン車は満杯になり、一時保管場所との間を何度も往復する。

 そんな中で、住民の優しさに触れることも。「のどが渇いていませんか」と貴重な水を差しだしてくれた被災者や、渋滞で道を譲ってくれた運転手もいた。

 「阪神大震災の後、神戸は見事に復興した。熊本も一日も早く復旧から復興に移れるよう、被災した住民のために、とにかく頑張りたい」と語った。

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