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暮らしに馬を…伝統的な農法「馬耕」復活 淡路島でイベント

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暮らしに馬を…伝統的な農法「馬耕」復活 淡路島でイベント

馬に犂を曳かせて田起こしを行う参加者=22日、洲本市五色町鮎原宇谷 馬に犂を曳かせて田起こしを行う参加者=22日、洲本市五色町鮎原宇谷

 かつて淡路島でも行われていた馬で田畑を耕す「馬耕」を通じて馬との関係性を考えようと「あわじシェアホースクラブ」は22日、兵庫県洲本市五色町鮎原宇谷の田んぼで「馬耕復活」イベントを開催した。

 同クラブは洲本市地域おこし協力隊の山下勉さんらが「くらしに馬を」をコンセプトに、かつて馬産地だった淡路島で馬を使った活動を行っている。今回は各地で「馬耕」のワークショップを開催している「NPO法人都留環境フォーラム」(山梨県都留市)を招いて共同企画を実施。島内の農家のほか東京、滋賀から約10人が参加した。

 同フォーラム副代表の岩田和明さん(40)によると、馬耕は昭和30年代に耕運機が増える前は九州、関東、東北などで広く行われていた。関西では牛が使われることが多かったが、淡路島でも馬耕は行われていた。イベントでは農耕馬の「耕太郎」に牽引(けんいん)用の馬具を取り付け、重さ約14キロの犂(すき)を曳(ひ)かせて田起こしを行った。

 馬の歩く速度に合わせて犂の角度や耕す場所を合わせるのが難しく、農業研修中で近く独立予定という塩田宏紀さん(28)は「馬の歩く速度が速くて大変。でも楽しかった。借りている古民家に古い馬耕の道具が残っているので使ってみたい」と話していた。

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