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【熊本地震】「そろそろ限界、きつか」雨漏り、満員…避難所転々 住民の疲労濃く

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【熊本地震】
「そろそろ限界、きつか」雨漏り、満員…避難所転々 住民の疲労濃く

避難所を転々とした南阿蘇村黒川地区の住人ら=22日午後6時27分、熊本県南阿蘇村(彦野公太朗撮影) 避難所を転々とした南阿蘇村黒川地区の住人ら=22日午後6時27分、熊本県南阿蘇村(彦野公太朗撮影)

 14人が亡くなり、今も千人以上が避難生活を送る熊本県南阿蘇村。16日の本震で被害が大きく拡大した同村では、荒天に伴う土砂崩れの恐れなどから避難所を転々とせざるを得ないケースが相次いでいる。女性や高齢者ばかりの世帯にとって、移動のたびに荷物をまとめて運ぶ負担は大きい。余震が相次いでいる上に、23~24日の天気予報は再び雨。「そろそろ限界、きつか」。被災から1週間がたち、住民は疲労を隠せなくなっている。

 「今後も移動がないとはいえない。こんな日々がいつまで続くのか」。80代の父、70代の母の世話をしながら南阿蘇中学校に避難する主婦、二宮しのぶさん(45)は、つらそうに話した。体育館の床に約2畳分の空間を確保し、長女(22)も含めた家族4人で過ごす。手を伸ばせば届くくらいの距離には別の家族。プライバシーはない。

 不自由な暮らしに拍車をかけているのが、すでに4カ所目となる避難所の移動だ。16日未明の本震で自宅は1階部分がつぶれた。最初の避難先は近くの廃校になった小学校。暗闇の中、校庭に逃げ込み、毛布にくるまって一夜を過ごした。

 17日、自宅周辺に下宿する大学生らとともに東海大阿蘇キャンパスの体育館に移った。まもなく学生らは安全な親元などに戻り、館内は高齢者ばかりの環境に。不安を感じ再び廃校に戻ったが、一息つく間もなく体育館の雨漏りが判明。さらに南阿蘇中学校に移ることになったという。

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