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【男子ゴルフ】
平均300ヤード超…和製飛ばし屋誕生の予感 大阪学院大の21歳亀代
待望の“和製飛ばし屋”誕生を予感させた。三重県東建多度CC名古屋で行われた男子ゴルフ国内開幕戦の東建ホームメイト・カップで、大阪学院大4年のアマチュア、亀代順哉が通算5アンダーで6位と健闘。第2日に7オーバーをたたきながら、平均300ヤードを超えるドライバーを武器に盛り返した。「プロのセッティングでこのスコアは自信になる」と確かな手応えを口にした。
徳島県出身。11歳のときに2つ上の姉の練習についていったのがきっかけでクラブを握った。身長167センチと上背はないが、体重85キロとがっちりとした体格。特に走り込みと筋力トレーニングで鍛え上げた太ももは68センチで「ウエストで選ぶとはけるズボンがない」と苦笑いを浮かべる。
フォームも安定し、この1年で飛距離は20ヤードも向上。今大会第2日の17番では耳をつんざくような打球音を残したティーショットで337ヤードを計測して、ギャラリーの度肝を抜いた。平均飛距離で1位。「この身長でも飛ばせるところを見せたかった」と胸を張った。
憧れは同じ四国出身の松山英樹。中学3年のとき、国体予選で一緒にラウンドした思い出を楽しげに振り返る。課題はショートゲームの精度という21歳の成長株。「実力をつけて、いずれ松山選手と同じ舞台に立てるようにしたい」と意気込んでいる。