産経WEST

【橋本奈実の芸能なで読み】夢も希望もなくした24歳、美人監督を号泣させた“魔界ライブ”

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【橋本奈実の芸能なで読み】
夢も希望もなくした24歳、美人監督を号泣させた“魔界ライブ”

脚本、編集も手掛けた映画「いいにおいのする映画」を語る酒井麻衣監督 脚本、編集も手掛けた映画「いいにおいのする映画」を語る酒井麻衣監督

 もともと映画音楽が大好きだった監督は「これに賭けよう」と不退転の覚悟を決める。「ムージック ラボ」の主催者であるプロデューサーと知り合いだったことから、SNSでエントリーの意向を伝え、一昨年6月に企画を出した。

 そこでプロデューサーから紹介されたのが、「Vampillia」だった。同8月に京都から東京でのライブを見にいき、「大号泣しました。“一目ぼれ”、“ひと聞きぼれ”です。壮大で神秘的で切なくて、完全に心を持っていかれた。魔界の住人がそこにいると思いました」。今作の一場面の映像も思い浮び、プロデューサーに絵コンテを描いて送ったそう。

 感動した理由は、自身の作風に起因する。幼い頃からファンタジーの世界が好きで、実在すると信じていた。中学生頃にないかもしれないと思ったとき、グリム童話などの各地で伝承されてきた物語を読み、「もとになった人は存在する。今の現実はどうであれ、自分の心で感じよう」と考え、救われた。同バンドを見たとき、それを思い出した。そこからは、昨年1月に退社、2月には上京と行動は早かった。

作品に込めたテーマは「それでも信じます」

 夢見がちなヒロインのレイ役の金子はオーディションで選出した。「魔法使いになりたい」というレイは、「一歩間違うと“痛い”感じになる」と考えていた。そこでかわいい子ぶっているのではなく、「本当にそう思っているが、恥ずかしくて言えない。でもせりふでようやく本当のことが言える。そんな人だった」と会場で即決。一方、もう1人の主人公カイト役の吉村は「アイドル風ではなく、眉毛の太い色気のある人」をイメージして決めたという。

続きを読む

このニュースの写真

  • 夢も希望もなくした24歳、美人監督を号泣させた“魔界ライブ”
  • 夢も希望もなくした24歳、美人監督を号泣させた“魔界ライブ”

「産経WEST」のランキング