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〝崖っぷち〟シャープ来春新卒採用、約2倍の290人に…早期退職3200人、ロボット・次世代家電へ人材確保「鴻海の意向は聞いていない」

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〝崖っぷち〟シャープ来春新卒採用、約2倍の290人に…早期退職3200人、ロボット・次世代家電へ人材確保「鴻海の意向は聞いていない」

 経営再建中のシャープは11日、平成29年春の新卒採用者数を今春実績(151人)の2倍弱にあたる290人とする計画を発表した。

 シャープでは昨年、早期退職に応じた社員3200人以上が辞めたほか、若手の自主退職も相次いでいる。社内で聞き取りをしたところ、人員増を求める声が強かったという。またロボットや通信機能を備えた次世代家電など成長分野を開拓するのは人材の確保が重要と判断した。

 採用計画は親会社となることが決まった台湾・鴻海精密工業に報告し、11日発表した。シャープでは今春の新卒者採用のうち、外国籍者が2割にのぼっており、鴻海傘下で外国人採用が進む可能性もある。

 内訳は大卒(大学院、高専を含む)の技術系が120人、事務系が80人。主に各地の工場で勤務する高卒(短大、専門学校を含む)が90人。シャープの新卒採用者数字が最も多かったのは平成3年度の2441人。経営悪化が鮮明になった25年度は91人にまで減っていた。

 採用計画は親会社となることが決まった台湾・鴻海精密工業に報告し、発表した。広報担当者は「弊社が独自に決めたもの。(構想段階では)鴻海の意向は聞いていない」としている。

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