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北朝鮮「潜水艦」が消えた!?…消息絶つも“沈没”か、漁網にからまった過去も
過去最大規模の米韓合同軍事演習が韓国と周辺海域で行われ、それに対抗して北朝鮮が「先制攻撃も辞さない」などと威嚇していた3月中旬、北朝鮮の潜水艦の行方が分からなくなったと、米メディアなどが一斉に伝えた。朝鮮半島情勢の緊張がにわかに高まっていた時期での“消えた潜水艦”騒ぎだったが、何らかの故障か不具合で沈没したとする説が有力のようだ。インターネット上では「北朝鮮が発射した飛翔体が命中したんじゃないか」といった根拠のない“憶測”も飛んだ。
交信途絶え、米国ひそかに監視
3月12日以降、米CNNなどが複数の米当局者の話として、北朝鮮沖にいた同国保有の潜水艦1隻が消息を絶ったと報道。北朝鮮側と潜水艦の交信が、3月上旬から中旬にかけて途絶えたとしている。
CNNによると、米軍は北朝鮮東岸の沖合で、この潜水艦の航行を監視していた。さらに、北朝鮮海軍が交信の途絶えたこの潜水艦の捜索に乗り出していたが、米国は監視衛星や航空機、艦船などを使ってそうした状況を数日間ひそかに監視してきたという。
また 米CBSニュースは聯合ニュースなどを引用する形で、行方不明の潜水艦はユーゴ型潜水艦(70トン)で、沈没した可能性が高いと伝えた。この小型の潜水艦は敵陣への偵察行動や潜入に使われていたとしている。
漁網にからまったことも