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【鳴門・コウノトリ】カラス持ち去りの卵は無精卵、コウノトリ繁殖は失敗…再び産卵も?

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【鳴門・コウノトリ】
カラス持ち去りの卵は無精卵、コウノトリ繁殖は失敗…再び産卵も?

鳴門市のコウノトリが産卵し、カラスが持ち去った卵(兵庫県立コウノトリの郷公園提供) 鳴門市のコウノトリが産卵し、カラスが持ち去った卵(兵庫県立コウノトリの郷公園提供)

 兵庫県から徳島県鳴門市に飛来した国の特別天然記念物コウノトリの巣から5日、カラスが持ち去った卵は、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(兵庫県豊岡市)の獣医師、研究員らの鑑定の結果、無精卵だった可能性が極めて高いことがわかった。

■5月ごろまでの繁殖期…「静観を」

 鳴門市のコウノトリのペアは3月26日から本格的な抱卵に入っていたが、4月4日からオスもメスも巣を空ける時間が増えた。5日午後にはペアのいない間にハシボソガラスが巣に入り、卵をつつき、くちばしで加えて飛び立ち、地面に置いて食べようとしたところを見守っていた調査チームが駆けつけ、カラスは飛び去ったという。

 徳島県は回収した卵を5日夜にコウノトリの郷公園に送り、獣医師、研究員、飼育員が卵殻を目視で確認したところ、無精卵の可能性が極めて高いと判断した。

 鑑定理由について獣医師らは3月26日から4月4日まで約10日間、正常な抱卵が行われ、有精卵であれば卵内で胚の発生とともに血管が発達し始めるが、鳴門市のコウノトリの卵は血管と思われる組織が認められなかったという。

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