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国内最高齢のコアラ死ぬ 大阪・天王寺動物園

大阪市の天王寺動物園は31日、飼育していた国内最高齢のコアラ「アルン」が同日午後1時10分に死んだと発表した。雄の19歳で、死因は老衰とみられるという。
同園は、飼育しているコアラの平均的な寿命は15年前後としている。
同園によると、餌を食べる量が減り、治療を続けていた。3月3日から、ほとんど食べなくなっていた。同動物園は今後、死因を特定する。
アルンは平成8年4月19日、同園で生まれた。若いころは飼育員を追い掛けるほど活発な性格だった。同園で飼育しているコアラは2匹になった。
担当者は「最近は力がなくなり、木から落ちるようになった。長生きしてよく頑張ってくれた」と惜しんだ。
献花台は4月1日、コアラの飼育舎に設置する。