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【衝撃事件の核心】「他人の遺体取り違え」ずさん火葬、見苦しい隠蔽…葬祭業者、別人の遺骨を引き渡していた

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【衝撃事件の核心】
「他人の遺体取り違え」ずさん火葬、見苦しい隠蔽…葬祭業者、別人の遺骨を引き渡していた

遺体取り違えの構図。現場レベルでは出棺直後にミスに気付いたが、隠蔽を続けていた 遺体取り違えの構図。現場レベルでは出棺直後にミスに気付いたが、隠蔽を続けていた

 「社員から内部告発で『他人の遺骨と入れ違っている』と聞いた」。ある男性の遺骨を預かったという人物からの連絡がきっかけで、大阪市の葬祭業者が遺体を取り違えて出棺、火葬していたことが3月、発覚した。業者は孤立死や身元不明の遺体を火葬するまでの間、大阪府警から預かっていたが、ずさんな管理から遺体の取り違えミスが発生。遺骨の引き取り側に別人の遺骨を渡していたことも。現場レベルでは出棺直後にミスに気付いたが、隠蔽(いんぺい)を続けていたという。業者が調査した結果、取り違えた事案は2件、計4遺体にのぼり、社長ら幹部や現場社員が処分された。一体、何が起きたのか。

現場レベルでもみ消し

 問題が発覚したのは、葬祭業の燦(さん)ホールディングス(燦HD)の子会社「公益社」(大阪市)が、玉出営業所(同市西成区)で運営する「ステラ事業所」。府警との契約で、府内で孤立死して引き取り手のない遺体や、行き倒れなどで身元不明となっている遺体を一時的に預かっている。

 燦HDによると、ステラ事業所では府内で見つかった遺体を常時50~60体、多いときには100体以上を保管。遺体の受け入れ、火葬場への送り出しは平均で1日2~3遺体、多い日は5遺体にのぼる。

 昨年6月19日、事業所は河内長野市内で孤立死して男性(71)の遺体を府警河内長野署から預かった。同署や市の調査などが済んだ約1カ月後の7月21日、火葬場に遺体を送り出した。

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