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【大阪の中のアジア】政変の混乱逃れ祖国脱出…閑静な住宅街の「リトル・ベトナム」 八尾ベトナム人会副会長、レ・フン・クンさん(56)

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【大阪の中のアジア】
政変の混乱逃れ祖国脱出…閑静な住宅街の「リトル・ベトナム」 八尾ベトナム人会副会長、レ・フン・クンさん(56)

「八尾は住みやすい街」と語る八尾ベトナム人会のレ・フン・クン副会長 「八尾は住みやすい街」と語る八尾ベトナム人会のレ・フン・クン副会長

 商業ビルが立ち並ぶ近鉄八尾駅から車で南に10分ほど進むと、景色は閑静な住宅街に変わった。車窓を眺めると、ベトナム料理店やベトナムの食材などを扱う店などが目につくようになり、あまりにも違う景色に、不思議な感覚にとらわれる。ここ、市内の安中地区にはベトナム人が経営するさまざまな店が集まり、「リトル・ベトナム」が形成されている。

 「八尾は人々がとても親切で、住みやすい街です」

 八尾ベトナム人会の副会長を務めるレ・フン・クンさん(56)は語る。

 レさんによると、現在、八尾市内には約1100人のベトナム人が暮らしており、うち約400人が同地区の住民だという。同地区には、飲食店や食料品店、ビリヤード喫茶店などベトナム人向けの十数店舗が点在しており、街の独特な雰囲気を醸し出している。

 八尾市は、ベトナム戦争の終結後、政変の混乱を逃れて祖国を脱出し、日本に逃れてきたベトナム人難民を市内3カ所の雇用促進住宅で受け入れた。レさんも約30年前、祖国を離れて家族とともに日本にやってきた。当初は姫路や神戸に住んでいたが、「ベトナム人が多く住んでいる八尾のほうが仲間も多く心強い」と移り住んだ。

 レさんは平成10年から同地区でベトナム料理のレストランを経営。3年前には店を拡張した。自慢のメニューは「ブン」と呼ばれる麺料理。ベトナムでは一般的な家庭料理で、ビーフン麺に豚足などの具材が入っており、少し辛い味付けが特徴だ。店を訪れるベトナム人だけでなく、近隣の日本人にも人気の一品だ。

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