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「学校にいじめ隠蔽なし」と裁判長 損害賠償の訴え棄却

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「学校にいじめ隠蔽なし」と裁判長 損害賠償の訴え棄却

 岐阜県垂井町の町立小学校で、同級生からいじめを受けた事実を学校が隠したため精神的苦痛を受け、転校を余儀なくされたとして、男子児童と両親が町に約1200万円の損害賠償を求めた訴訟で、岐阜地裁は24日、「隠蔽は認められない」として訴えを棄却した。

 唐木浩之裁判長は判決理由で「学校で同級生によるいじめはあったが、校長らは経緯を学年集会や保護者との面談で説明していた」と指摘した。

 一方で同級生をたたいてけがを負わせたとして、学校側が児童に対し同級生へ謝罪するよう求めたことについては「背景にいじめがあったと確認しておらず、児童の心情を考慮しない不十分な対応だった」と述べた。

 判決によると、児童は平成24年10月、同級生3人から悪口を言われたため、うち1人の背中をたたいて打撲を負わせた。その後、住んでいた地域で「児童は暴力少年」との風評が広がり転校や転居を余儀なくされた。

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