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3人殺傷で32歳の中国人被告に賠償支払い命令、5600万円

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3人殺傷で32歳の中国人被告に賠償支払い命令、5600万円

 愛知県蟹江町で平成21年、会社員、山田喜保子さん=当時(57)=ら親子3人を殺傷し、現金を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われ、名古屋高裁で死刑判決を受けた中国籍の林振華被告(32)に、遺族3人が約1億7800万円の損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁(村野裕二裁判長)は24日、1人に約5600万円の支払いを命じた。ほかの2人は同日までに訴えを取り下げた。

 村野裁判長は判決理由で「悪質かつ身勝手な犯行で、家族を奪われた原告の悲しみや心痛は余りあるものだ。林被告は真摯な反省をしているとは認め難い」と述べた。

 訴訟関係者によると、犯罪被害者支援のため、刑事裁判の判決後に同じ裁判官が公判記録を使って判断する「損害賠償命令制度」に基づき、遺族が賠償を申し立てたが、その後、民事訴訟に移行し審理されていた。

 刑事裁判は、死刑判決を受けた林被告が最高裁に上告している。

 高裁判決によると、林被告は21年5月1日夜、蟹江町の喜保子さん宅を物色中、喜保子さんに見つかったため、モンキーレンチで頭を殴り殺害、次男の雅樹さん=当時(26)=も包丁で刺殺した。さらに帰宅した三男にもけがを負わせ、現金約20万円を奪った。

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