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【衝撃事件の核心】「猫ちゃん」刺繍の主婦が巨大ブランドに挑んで勝った! 「P&J」の上から目線に腹を据えかね…

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【衝撃事件の核心】
「猫ちゃん」刺繍の主婦が巨大ブランドに挑んで勝った! 「P&J」の上から目線に腹を据えかね…

hirokoさんが家族のためにつくった猫の刺繍入りシャツ(訴状より)。この刺繍をめぐって巨大な人気ファッションブランドとガチンコの著作権闘争を繰り広げた hirokoさんが家族のためにつくった猫の刺繍入りシャツ(訴状より)。この刺繍をめぐって巨大な人気ファッションブランドとガチンコの著作権闘争を繰り広げた

 hirokoさん側は、ハンカチのプリントについて「明らかに刺繍の画像を一部加工したに過ぎない画像だ」と指摘。「猫の顔のバランスや目、鼻、口の配置が一致し、刺繍における色の組み合わせや刺繍糸の指し方など、本質的な特徴が同じだ」と訴えた。

 刺繍そのものの創作性についても「単に写真に写った猫をそのまま引き写したわけではない」と主張。猫の表情を生き生きと表現するために、糸の種類、組み合わせ、針の刺し方を無限の選択肢から選んだ創作物であり、美術の範囲に属する著作物だ-と。

一転和解、その内容は…

 訴訟でも真っ向対立が予想されたが、どういった事情の変化か、一転してP&J側から和解の申し入れがあった。

 和解内容は、P&Jは刺繍にhirokoさんの著作権が存在することを認める▽ハンカチの販売や展示を差し控える▽hirokoさん側は訴訟を取り下げる-といったもの。2月19日付で裁判外の和解が成立し、P&Jは公式サイトでこのことを表明した。

 1人のアーティストの訴えを、巨大ブランドが真摯(しんし)に受け止めた、hirokoさん側の完全勝訴といえる和解だった。

 これを受け、hirokoさんは「私は同じような問題を抱えている個人の弱小な立場のイラストレーターさんや写真家さんにも『個人が企業に何か言っても無駄』ではなかったことを伝えたいです。(しんどかったけど)」とブログに心境を書いた。

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