記事詳細
松葉ガニのシーズン終了 「漁獲量は前年をやや下回る」

日本海の松葉ガニの漁期が20日で終わり、最終セリが21日、兵庫県香美町香住区の柴山港で行われた。地元の漁業関係者は「今シーズンの漁獲量は前年をやや下回ったが、浜相場は高値で推移した」と話した。
松葉ガニ漁は昨年11月6日に解禁。柴山港は松葉ガニの大きさや形で細かく選別することで「柴山ガニ」ブランドとして知られている。
21日は大型底引き網漁船4隻が帰港し、2727匹の水揚げがあった。最終セリは、セリ人のカネの合図で始まり、ずらりと並んだ1キロクラスの松葉ガニを仲買人が次々と競り落としていった。この日の漁獲金額は約683万円で、1匹の最高額は1万7100円だった。
漁船の関係者は「1、2月よりも3月は水揚げがよかった。2日間で約450匹が獲れた」と喜んだ。