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「シートが汚れる」盲導犬を乗車拒否…タクシー会社を処分へ

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「シートが汚れる」盲導犬を乗車拒否…タクシー会社を処分へ

 盲導犬を連れた視覚障害者の男性がタクシーに乗ろうとした際、運転手が乗車拒否したとして、北陸信越運輸局石川運輸支局が道路運送法に基づき、金沢市のタクシー会社を行政処分することが18日、分かった。一部車両の使用を一定期間禁止することなどを検討している。

乗車拒否は法で禁止…運輸支局「指導を徹底する」

 道路運送法では、乗客や荷物が運転に支障を与える場合など、やむを得ない事情があるとき以外の乗車拒否を禁じている。

 石川運輸支局によると、3日午後、金沢市の交差点で視覚障害者の男性が盲導犬を連れてタクシーに乗ろうとしたところ、男性運転手が「シートが犬の毛で汚れる」と、乗車を断った。

 男性から報告を受けた運輸支局がタクシー会社や運転手に聞き取り調査し「正当な理由なく乗車を拒んだのは、運送の引き受け義務違反に当たる」と判断した。

 運転手は法律の規定は知っていたが「以前盲導犬を乗せたときにシートが汚れて他の客から苦情を言われたので断ってしまった」と説明しているという。同支局は「各タクシー会社に法令や補助犬の乗車について確認と指導を徹底する」としている。

 日本盲導犬協会(東京)の広報担当者は「盲導犬に対する社会の理解は少しずつ浸透してきてはいるが、タクシーや店舗でトラブルになった報告は多い」と話している。

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