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サンゴの天敵!オニヒトデの食害調査実施、環境省が和歌山の田辺・白浜海域で

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サンゴの天敵!オニヒトデの食害調査実施、環境省が和歌山の田辺・白浜海域で

沖ノ島でテーブルサンゴ群集を調査する調査員。オニヒトデ(右下)が確認された(環境省提供) 沖ノ島でテーブルサンゴ群集を調査する調査員。オニヒトデ(右下)が確認された(環境省提供)

 世界最北限といわれる和歌山県田辺・白浜の海域の「テーブルサンゴ群集」に対するオニヒトデなどの食害の実態について、環境省は初の調査を実施している。田辺湾の沖ノ島、白浜町の四双島の2カ所で実態調査し、今月中に調査結果をまとめる。

 紀南地方の海域にはテーブルサンゴ群集が数多くあり、昨年9月、同省が県内では新宮~串本までだった吉野熊野国立公園を、みなべ町まで大規模拡張するとともに、新宮~みなべにかけての海岸を海域公園地区に指定した。

 田辺・白浜海域には、田辺市の天神崎に生息する種の存続が危惧されるエダミドリイシや沖ノ島周辺のクシハダミドリイシ、白浜町の円月島や白良浜北側にはエンタクミドリイシやニホンミドリイシなど理想的な大型のテーブルサンゴ群集が広がり、格好のダイビングスポットともなっている。しかし、サンゴの天敵であるオニヒトデなどによる食害も確認されており、実態調査を実施した。

 すでに沖ノ島周辺では、調査員3人が水深3~7メートルの海域に生息するサンゴ群集を2カ所で調査。サンゴの下に隠れていた3匹のオニヒトデ(全長10~15センチ)を確認した。16、17日には四双島周辺でも同様の調査を実施する。

 同省田辺自然保護官事務所によると、調査結果は来月に公表し、駆除の実施時期などについて検討する。

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