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九電、4年ぶりボーナス復活へ 川内原発再稼働、通期黒字見通し受け

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九電、4年ぶりボーナス復活へ 川内原発再稼働、通期黒字見通し受け

九州電力の瓜生道明社長 九州電力の瓜生道明社長

 九州電力は、平成25年から見送ってきた賞与を、今夏4年ぶりに復活させる方向で最終調整に入った。川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が昨年再稼働し、平成27年度の決算が黒字転換の見通しとなったことを考慮した。賞与支給額の詳細を詰め、16日にも組合側に伝える。

 九電は、23年12月から昨年8月まで管内の全原発が停止したため、財務状況が悪化した。電気料金の本格値上げにも追い込まれ、経営効率化を進めた。

 人件費では、基本給の平均5%カットに加え、25年の夏から賞与支給を見送ってきた。住宅・教育ローンを抱える社員も多いことから、九電は賞与の代わりに26年夏から、生活支援給付の名目で1~1・2カ月分を支給してきた。

 昨年になり、九電の経営に明るさが見えてきた。川内原発の再稼働や原油価格の急落で、今年度の決算が黒字転換することがほぼ確実となった。

 28年の春闘で労働組合は「社員は厳しい状態で責務を果たしており、減給分を戻していくよう求めたい」として、賃金水準の底上げにつながるベースアップ(ベア)2千円と賞与年4・09カ月分を要求した。九電経営陣も夏季賞与を支給できると判断した。

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