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【広島中3自殺】推薦基準に1年時の触法行為対象「あり得ないこと」 教育関係者、疑問の声

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【広島中3自殺】
推薦基準に1年時の触法行為対象「あり得ないこと」 教育関係者、疑問の声

 自殺した男子生徒は、1年時に万引をしたとする誤った非行記録に基づき、進路指導を受け、志望校の専願受験の推薦も得られなかった。1年時の触法行為に基づき、推薦を出さなかった府中緑ケ丘中の判断に対し、教育関係者からは「あり得ないことだ」と疑問の声も上がっている。

 高校への推薦基準は各中学校が独自に設定でき、文部科学省も判断を委ねている。

 町教委などによると、同校では「3年時」の触法行為の有無などを問題にしていたが、今年度は教職員の協議の結果、昨年11月に、3年間真面目に過ごした生徒を推薦すべきだとして、「1~3年時」に拡大。自殺した男子生徒は1年時の間違った万引歴を理由に、希望する私立高への専願受験ができなくなった。

 同校の坂元弘校長などによると、かつて希望する全生徒に推薦を認めたところ、進学先の私立高で問題を起こし、推薦枠を取り消されたこともあったという。

 同校はこれを機に「ある程度の厳しい基準は必要と考える」(調査報告書)ようになり、3年時のみの触法行為を重視する推薦基準を設定。しかし、男子生徒が入学した平成25年度は、府中町の中学生による問題行動205件のうち同校が85%を占める「異常事態」(県教委関係者)となった。

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