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希少動物「シオマネキ」の生息地、非開示は違法 高知地裁

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希少動物「シオマネキ」の生息地、非開示は違法 高知地裁

 乱獲の恐れがあるとして高知県が希少野生動物に指定するカニの一種シオマネキの生息地情報を非開示としたのは違法として、市民オンブズマン高知のメンバーが開示を求めた訴訟の判決で高知地裁(石丸将利裁判長)は11日、「正当な理由なく捕獲される事態が明白に生じるとはいえない」とし、県の非開示決定を違法として取り消した。

 原告は、道路工事に伴う環境調査結果の報告書の一部で、高知市の新堀川のシオマネキが生息する位置などを示した文書が開示されなかったのは違法と主張。県は明確な位置を示せば生態に多大な影響を及ぼすと予想されるとしていた。

 判決は「新堀川にシオマネキが生息していることは報道などで広く知られている」と指摘。「県の情報開示で捕獲される事態が起きることが客観的に明白だといえない」と判断した。

 工事は中断しており、原告は再開の妨げになるため県が情報を非開示にしたとも訴えたが、判決は言及しなかった。

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