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関西電力、値下げ見送り決定…高浜原発3、4号機の運転差し止め命令を受け

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関西電力、値下げ見送り決定…高浜原発3、4号機の運転差し止め命令を受け

 関西電力は11日、5月1日に予定していた電気料金値下げを見送ることを明らかにした。大津地裁による高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止め命令を受け、収支改善が見込めなくなったため。

 関電は高浜原発の2基が再稼働すれば、月100億円の収支改善が可能になるとして、その場合は値下げすると表明していた。この日、大阪市の関電本店で岩根茂樹副社長が記者会見し、再稼働ができれば「料金値下げを実施したい」と述べた。

 東日本大震災前、関電の原発依存度は約5割と、全国平均の約3割を上回っていた。原発の代役を担わせた火力発電所の燃料費負担は相対的に重く、昨年春には家庭向けで平均8・36%、企業向けで同11・5%と、震災後2度目となる値上げを実施し、料金は全国で最高水準となった。

 原発停止が続くことで関電の経営は厳しさを増す。ただ高止まりする料金に対する利用者の反発は強く、岩根氏はさらなる値上げは「現時点では考えていない」とした。

 一方、4月からの電力小売りの全面自由化を控え、「新電力」と呼ばれる新規参入事業者が割安な家庭向け料金をアピール。関西エリアでは、2月下旬までで累計7万3千件の利用者が新電力への切り替えを決めている。

 

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