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【神戸小1女児殺害】「わいせつ目的の記憶ありません」初公判で被告、殺人罪などを認めた上で起訴内容の一部否認 神戸地裁

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【神戸小1女児殺害】
「わいせつ目的の記憶ありません」初公判で被告、殺人罪などを認めた上で起訴内容の一部否認 神戸地裁

神戸の小1女児殺害事件の初公判に臨む君野康弘被告(イラスト・田村角) 神戸の小1女児殺害事件の初公判に臨む君野康弘被告(イラスト・田村角)

 神戸市長田区で平成26年9月、市立小1年の女児=当時(6)=が殺害された事件で、殺人や死体損壊、わいせつ目的誘拐などの罪に問われた無職、君野康弘被告(49)の裁判員裁判の初公判が7日、神戸地裁(佐(さ)茂(も)剛裁判長)で開かれた。君野被告は「わいせつ目的で誘拐した記憶はありませんが、その他の事実は間違いありません」と述べ、起訴内容の一部を否認した。

 検察側は冒頭陳述で、君野被告が犯行当日まで幼女の性的な動画が含まれるアダルトサイトを見ていたとした上で、「外出時に被害女児を見かけて尾行し、声をかけて自宅に連れ込んだ」と指摘。さらに、「誘拐の発覚を防ぐために首を包丁で刺して殺害した」と主張した。

 これに対し、弁護側も冒頭陳述を行い、「誘拐した時点で性的な感情を持っていたという検察側の主張は無理がある」と反論。君野被告が見ていた動画の中には幼女のものは少なかったとした上で、「犯行当日も偶然、女児を見かけて『かわいいな、友達になりたい』と思い声をかけた。わいせつ目的はなかった」として、わいせつ目的誘拐罪ではなく未成年者誘拐罪にとどまるとした。

 起訴状によると、君野被告は26年9月11日午後3時半ごろ、長田区の路上で女児に「絵のモデルになってほしい」などと声をかけて自宅に連れ込んだ後、首をロープで絞め、包丁で刺して殺害。同月16日までに女児の遺体を損壊し、ポリ袋に小分けして自宅近くの草むらに遺棄したとしている。

 公判では、女児の母親が被害者参加制度を利用し、意見陳述する予定。判決は18日に言い渡される。

             

 神戸の小1女児殺害事件 神戸市長田区で平成26年9月11日午後、市立小1年の女児=当時(6)=が学校から帰宅後に外出して行方不明になり、同月23日、自宅近くの草むらで遺体が見つかった。兵庫県警は翌日、死体遺棄容疑で近くに住む無職、君野康弘被告(49)を逮捕。神戸地検は27年1月、刑事責任能力があると判断し、殺人などの罪で起訴した。

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