産経WEST

「新サッカースタジアムは旧市民球場跡地に…」 サンフレッチェ広島会長が独自案を発表

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


「新サッカースタジアムは旧市民球場跡地に…」 サンフレッチェ広島会長が独自案を発表

新たなサッカースタジアムについて会見する久保会長=広島市中区 新たなサッカースタジアムについて会見する久保会長=広島市中区

 広島市内で計画されている新たなサッカースタジアムの建設候補地が2カ所に絞られたなか、Jリーグ・サンフレッチェ広島の久保允誉(まさたか)会長が3日、広島市中区で会見し、旧市民球場跡地(中区)に2万5千人規模のスタジアムを建設する独自案を発表した。久保会長は会見の席上「(もう1つの建設候補地)広島みなと公園(南区)なら使用しない」と明言し、県、広島市に衝撃が走った。

 サッカースタジアムの建設候補地については県と広島市、広島商工会議所の3者が中心になって選定作業を実施。2月19日の事務レベルの作業部会では、3万人規模を前提とした整備費試算額が示された。球場跡地では約260億円、みなと公園では約180億円とされ、「みなと公園優位」とみられていた。

 これに対し、久保会長は、球場跡地の独自案を発表。2万5千人規模と小さめだが、良好な交通アクセスのもとで各種国際試合の誘致が可能との見方を示した。整備費試算額は260億円より120億円も安い140億円。3万人規模だと、地面を7・3メートル掘り下げる必要があるが、2万5千人規模では「掘り下げが不要」なため、大幅に減額できたという。

 また、スタジアム建設費として30億円を支出する考えを示して「初年度から少額ながら黒字の確保も見込める」と述べる一方で、みなと公園では「初年度から最大4億7千万円の赤字が見込まれる」とした。

 久保会長の発言を受け、湯崎英彦知事は報道陣に「建設における誤解があるようにも見受けられる」と指摘。松井一実市長は「サンフレッチェの意見も十分踏まえ、採算性、事業可能性あるスタジアムを前提に検討を進めている」と述べ、ともにサンフレッチェも交えて3月末までに一定の方向性を出したい考えを示した。

「産経WEST」のランキング