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乳酸菌飲料入りペットボトルで捕獲 「ツマアカスズメバチ」防除計画まとめる

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乳酸菌飲料入りペットボトルで捕獲 「ツマアカスズメバチ」防除計画まとめる

長崎県・対馬でミツバチを襲うツマアカスズメバチ(九州大・上野高敏准教授提供) 長崎県・対馬でミツバチを襲うツマアカスズメバチ(九州大・上野高敏准教授提供)

 環境省九州地方環境事務所は3日、長崎県・対馬に定着している中国原産の特定外来生物「ツマアカスズメバチ」を防除する計画をまとめた。ハチを誘い込む液体を入れたペットボトルを使った簡易わななどを利用して、ハチや巣の駆除を進める。3日に福岡市で開かれた専門家らの検討委員会が大筋で了承した。

 事務所の担当者は「冬眠から覚めた女王バチを春に捕獲することで、繁殖を防げる。安価で効果が大きい」としている。

 未発見地域でのチェックも強化する。対馬には韓国から船に紛れて侵入したとみられ、対馬や韓国・釜山との航路がある大阪や佐賀、長崎、熊本などの港を中心に船や積み荷の監視を強め、拡散を防ぐ。

 簡易わなは、2リットルのペットボトルに乳酸菌飲料を発酵させた液体を入れ、側面にハチが入る大きさの切り込みを入れる。においに誘われたハチはボトル内で溺死するという。昨年3~6月、対馬に約1400個を仕掛けた結果、ツマアカスズメバチの女王バチだけで約1600匹捕獲できた。

 ツマアカスズメバチは平成24年、国内で初めて対馬市で生息が確認され、昨年8月には北九州市でも巣が見つかった。

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