産経WEST

【梅田・車暴走事故】意識失う急性疾患「事前に予想は難しい」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【梅田・車暴走事故】
意識失う急性疾患「事前に予想は難しい」

大阪・梅田の暴走事故現場に花束を供え、手を合わせる女性=26日午前9時44分 大阪・梅田の暴走事故現場に花束を供え、手を合わせる女性=26日午前9時44分

 乗用車を運転していた大橋篤さんは、事故直前に血管や心臓の急性疾患で意識を失い、乗用車が暴走した可能性が指摘されている。過去には運転中に急性疾患を発症したことによる交通事故もたびたび起こっているが、専門家は「事前に予想することは難しい」と指摘する。

 近畿大医学部の谷口貢講師(循環器内科)によると、急に意識を失ったり突然死に至ったりする可能性が高いのは、心臓や大動脈の疾患だという。実際、平成23年には、札幌市で大型観光バスの40代運転手が走行中に意識を失って死亡する事故が発生。25年にも三重県亀山市の高速道で大型バスの40代の男性運転手が走行中に突然意識を失い、ガードレールに接触した事故が起こったが、死因はともに急性大動脈解離だった。

 谷口講師は、血管の膜がはがれる大動脈解離について「事前に予想するのは難しく、今まで元気だった人が急になるケースもある」と指摘。今回の暴走事故については「仮定の話だが、直前に車を止めていてその後に急発進し事故を起こしたということは、痛みが治まって発進しようとしたら破裂して意識を失った、という可能性もあるのでは」と話している。

「産経WEST」のランキング