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シャープ、鴻海傘下に 臨時取締役会で決議…国内大手家電の一角が外資へ

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シャープ、鴻海傘下に 臨時取締役会で決議…国内大手家電の一角が外資へ

台湾の鴻海精密工業からの支援受け入れを決めたシャープ 台湾の鴻海精密工業からの支援受け入れを決めたシャープ

 経営再建中のシャープは25日の臨時取締役会で、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業による支援を受け入れることを決議した。鴻海が7千億円規模を投じてシャープを買収する内容で、月内の合意を目指して最終調整を進める。官民ファンドの産業革新機構もシャープに3千億円規模を出資する支援案を提示していたが、拠出額の多さなど条件面で鴻海の提案が上回ると判断した。国内大手家電の一角を占めるシャープが外資傘下に入ることになった。

 鴻海は、シャープ株の過半数を取得、主力取引銀行の優先株を買い取る。現経営陣の続投や40歳以下の従業員の雇用維持を約束しており、太陽電池事業以外の売却を否定するなど好条件を提示した。

 シャープをめぐっては、最先端の液晶技術の海外流出を懸念する政府の意向を踏まえ、革新機構も支援案を提案。3千億円規模の出資で経営権を取得し、不振の液晶事業を分社化して、同じ革新機構が出資する中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)との統合を目指していた。

 革新機構の支援案は、シャープの主力取引銀行の三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行に対しては1500億円の債務を株式に振り替えたり、2行が保有する優先株2千億円を実質放棄させるなど、最大3500億円の金融支援を求めることも含まれていた。

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