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【山口組分裂】
福岡で火炎瓶?投げつけ 容疑で神戸山口組系組幹部らを逮捕 分裂背景の抗争か
福岡市中央区で1月、指定暴力団山口組系一道会の事務所に火炎瓶のようなものが投げ込まれた事件で、福岡県警は23日、現住建造物等放火未遂などの疑いで、山口組から分裂した新組織、神戸山口組系組幹部ら3人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
放火未遂事件の直前、一道会から神戸山口組系に移った組員と親交のある男性が殴られ、負傷する事件が発生。傷害容疑で一道会の組員2人が既に逮捕されており、県警は山口組分裂をめぐり互いを襲撃したとみて調べている。
捜査関係者によると、逮捕された3人は大分県を拠点に活動。1月9日早朝、福岡市中央区春吉の一道会事務所に火炎瓶のようなものを複数投げ込んだ疑いが持たれている。事務所にいた組員にけがはなかったが、外壁の一部が焦げた。
傷害事件はこの約4時間前に福岡県朝倉市の路上で起き、神戸山口組系と密接な関係にある20代男性が襲われ頭などをけがした。