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「日本はアジアのリーダー、絆はさらに深まった」「台湾は中国との対立望んでいない」 戎義俊・台北駐福岡経済文化弁事処長インタビュー

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「日本はアジアのリーダー、絆はさらに深まった」「台湾は中国との対立望んでいない」 戎義俊・台北駐福岡経済文化弁事処長インタビュー

インタビューに応じる戎義俊氏。「縁起がよいから」との理由で、日本では姓を「えびす」と名乗っている インタビューに応じる戎義俊氏。「縁起がよいから」との理由で、日本では姓を「えびす」と名乗っている

 台湾の総領事館に相当する台北駐福岡経済文化弁事処(福岡市中央区)の戎義俊処長が22日、同処で産経新聞の単独インタビューに応じ「日本はアジアのリーダーであると自覚し、台湾をはじめ、アジアを引っ張ってほしい」と期待感を示した。

 戎氏はまず、今月6日の台湾南部地震の際、日本から多くの義援金や慰問が寄せられたことに対し「日台双方の絆はさらに深まった」と謝意を表明した。

 その上で、民進党の蔡英文主席が初の女性総統となることを念頭に、今後の日台交流について「従来の民間にとどまらず、閣僚や官僚など官民の幅広い層での交流を拡大させるべきだ」と述べた。(九州総局)

 戎処長は産経新聞のインタビューに応じる一方、さきに行われた台湾総統選に関する所感を本紙に寄稿した。要旨は以下の通り。

【台湾総統選の結果と日台関係について】

(1)民主主義的な手続きに基づく台湾の人々の意思表明であり、有権者の賢明な選択である。

(2)蔡英文主席は中台両岸関係の平和で安定した現状を維持する現実路線を強調した。

(3)国民党の馬英九政権が対中融和を進めて中国人観光客の受け入れに踏み切り、中国人観光客は2008年の9万人から332万人に急増した。

 この結果、中国人の生活習慣や価値観が自分たちと異なることを認識し「中国人とは異なる台湾人」との意識が広がることで、台湾人アイデンティティーの強化につながった。

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