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【陸上】「最初は競歩がかっこいいとは…」国立大出身、ラーメン店でバイトも 高橋英輝、歩き続けてリオ切符 

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【陸上】
「最初は競歩がかっこいいとは…」国立大出身、ラーメン店でバイトも 高橋英輝、歩き続けてリオ切符 

日本陸上競技選手権20キロ競歩で優勝、リオ五輪への出場を決めた高橋英輝=21日、神戸市東灘区(甘利慈撮影) 日本陸上競技選手権20キロ競歩で優勝、リオ五輪への出場を決めた高橋英輝=21日、神戸市東灘区(甘利慈撮影)

 中学まではサッカーや軟式テニスに熱中していた。岩手・花巻北高で本格的に陸上を始め、長距離から競歩に転向したのが高校2年のとき。「最初は競歩がかっこいいとは思えなかった」。練習しているところを他人に見られると、思わずランニングしてしまうこともあった。

 小学校の教師を目指し、一般入試で国立の岩手大教育学部に進学。高校卒業の春に東日本大震災があり、大学生活のスタートが約1カ月遅れるなど、決して恵まれた競技環境ではなかった。入学してから、しばらくはラーメン店で深夜のアルバイトに明け暮れた。「バイトが終わったら、牛丼店に行ったり、コンビニエンスストアで冷凍食品を買ったり、アスリートからは程遠い食生活だった」というが、競歩から心が離れることはなかった。岩手大陸上部の清水茂幸部長は「練習後の筋力トレーニングなど、陰で努力するタイプだった」と振り返る。

 競技で結果を残すことで日本陸連から強化費がもらえるようになり、大学4年でアルバイトをやめた。それからは日本一になることを目標に歩き続けた。

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