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これぞ平安貴族のオシャレ!?京都・長岡京跡から出土した帽子「漆紗冠」展示中

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これぞ平安貴族のオシャレ!?京都・長岡京跡から出土した帽子「漆紗冠」展示中

保存修理が終了し、展示されている約1230年前の貴族の帽子「漆紗冠」 保存修理が終了し、展示されている約1230年前の貴族の帽子「漆紗冠」

 平成25年、長岡京跡から出土した今から約1230年前に貴族が着用していたとみられる帽子「漆紗冠(しっしゃかん)」の修復が終わり、京都府の長岡京市立埋蔵文化財調査センター(同市奧海印寺東条)で開催中の「保存処理遺物~次の時代に伝えるために」で公開されている。

 漆紗冠は粗い編み物を袋状にとじ合わせ、黒漆を塗って仕上げた帽子。長岡京では左京六条一坊十三町の宅地の区画溝から4点が出土し、うち1点はそのまま押しつぶされたかたちで発見された。

 左右半分に割り、糸を円弧状に編み、最後に左右を縫い合わせているのがうかがえる。同センターによると、正倉院などにも断片が残っているが、今回のように、ほぼ全体がわかるように見つかったのは全国的にも珍しいという。

 見つかったのが砂まじりの土の中だったため洗浄が簡単で、同センターは「表裏とも保存に必要な樹脂の吹きつけができ、表裏両面の公開が可能になっています」とPRしていた。

 同展は、出土後そのまま放置していたら腐食してしまうような遺物の保存処理をテーマに開催。会場には祭祀の際に祭主らが座ったとみられる円座や鉄釘、木櫛、漆塗り容器など24点が展示されている。

 開催日時は、5月31日までの月曜から金曜日の午前8時半~午後5時、第2・第4日曜日の午前10時~午後4時。入場無料。問い合わせは同センター((電)075・955・3622)へ。

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