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【加古川女性殺害】
殺人容疑「間違いありません」 被害20歳女性の知人介し接点か

兵庫県加古川市加古川で昨年12月、大阪府吹田市のアルバイト店員、大山真白(ましろ)さん(20)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で18日に兵庫県警加古川署捜査本部に逮捕された加古川市のアルバイト、礒野和晃容疑者(21)が、県警の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めていることが分かった。
礒野容疑者は、大山さんの知人を介して大山さんと知り合ったといい、県警は、犯行動機や詳しい経緯などについて事情を聴く。
捜査関係者によると、礒野容疑者は昨年12月6日深夜~7日未明にかけ、何らかの方法で大山さんを殺害した疑いが持たれている。
捜査本部によると、大山さんの遺体は12月12日午前10時40分ごろ、加古川の付近にセーターにショートパンツ姿で浮いているのが見つかった。司法解剖の結果、頭に鈍器のようなもので殴られた約10カ所の傷があり、一部は陥没骨折していた。
捜査本部のこれまでの調べでは、大山さんはアルバイト先を退勤後、12月6日に知人女性と吹田市の大型複合施設「EXPOCITY」(エキスポシティ)に出かけ、夕方に「加古川に行く」と告げて女性と別れた。その後、同日深夜から7日未明にかけ、大山さんが一人でJR加古川駅を出て、加古川方面に歩いていく様子が駅周辺の防犯カメラで確認されていた。