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宮崎・鹿児島産の鶏肉を「大山都どり」と偽り出荷 京都の業者、廃業へ 「注文、何とかまかないたかった」

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宮崎・鹿児島産の鶏肉を「大山都どり」と偽り出荷 京都の業者、廃業へ 「注文、何とかまかないたかった」

鶏肉の産地偽造について会見する「都ジャパン」の久後勝巳社長=17日午前、京都市南区 鶏肉の産地偽造について会見する「都ジャパン」の久後勝巳社長=17日午前、京都市南区

 京都市南区の食肉加工会社「都ジャパン」が、国内産の安価な食肉用若鶏(ブロイラー)肉を鳥取県産の自社ブランド「大山都どり」と偽装して出荷していたことが17日、関係者への取材で分かった。同社の社長が京都府警南署に1月下旬に経緯を説明しているという。産地偽装は約10年前から行われていたといい、府警は不正競争防止法違反の疑いで捜査を始めた。

 同社の久後勝巳社長は17日午前、会見し「関係者の皆さまに迷惑をかけたことをおわびします」と謝罪した。平成18年から昨年3月末まで偽装を続けていたと明らかにし、「注文に対して何とかまかないたかった」と動機を説明。今回の問題を受け、事業を廃業することも決めたという。

 関係者によると、京都市南区にある本社兼工場で、宮崎県産や鹿児島県産のブロイラーなどを「大山都どり」と記載されたポリ袋に詰め、小売店などに出荷していたという。

 同社は、大山都どりの産地を「鳥取県」と表示し、「特定の畜産農家で、通常より長期飼育する」と紹介。鶏もも肉の1キロあたりの相場は通常、約650~700円だが、同社は大山都どりを、約800~850円で販売していたという。同社はすでに「大山都どり」の商品表示をやめ、京都府や一部の取引先にも事実関係を説明している。

 都ジャパンは平成13年設立で、京都府内の小売店などに鶏肉を販売。27年6月期の売り上げは19億8千万円。

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