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【from社会部】大阪城で10万人盆踊り、ゲーム大会…残念な「副首都会議」、思いつきの的外れ放談でいいのか

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【from社会部】
大阪城で10万人盆踊り、ゲーム大会…残念な「副首都会議」、思いつきの的外れ放談でいいのか

9日に開かれた「副首都推進本部会議」の第2回会合=大阪市内 9日に開かれた「副首都推進本部会議」の第2回会合=大阪市内

 思わず頭を抱えたくなった。

 9日に大阪市内で開かれた「副首都推進本部会議」の第2回会合。大阪の副首都化や二重行政解消を目指し、府と大阪市が昨年末に設置した新組織だ。会議では、有識者や府内の首長がアイデアを提言し、大阪の新たな可能性を探った。

 非常時のバックアップ態勢の構築だけでなく、東西の二極としての「副首都・大阪」の確立-。会議の趣旨そのものは、個人的には賛成だ。地盤沈下が進む大阪を何とかしたい。大阪に愛着を持つ人間ならば、誰もが気をもんでいる課題だろう。そのための、機知に富んだ議論をする。そう信じていた。

 大変失礼だと思うが、率直に言いたい。会場で紹介されたアイデアは、大半が首をかしげたくなるものだった。

 「大阪城で10万人による盆踊り大会を」(作家の堺屋太一氏)、「大阪で若者が集うゲーム大会を」(元東京都知事の猪瀬直樹氏)-。

 いや、ちょっと待ってほしい。これらが実現すれば「副首都」なるものがぐっと現実味を帯びるのだろうか。どれだけの人が今、そんなものに期待しているのだろうか。

 中には「大阪の情報発信力が弱いのは、大阪の新聞社に経済部や文化部がないからだ」などと事実を誤認した発言もあり、新聞社に勤務する者として残念に思う場面もあった。

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