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和歌山で夜間銃猟始まる 全国初、シカ1頭捕獲

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和歌山で夜間銃猟始まる 全国初、シカ1頭捕獲

 和歌山県は16日、捕獲促進を目的に改正された昨年5月の改正鳥獣保護法の施行以降、全国で初めて夜間銃猟を実施したと発表した。15日に同県田辺市の山中で行っており、捕獲した体長約90センチのニホンジカ1頭は食肉として利用する。

 県によると、狩猟免許の他に環境省の技能認定を受けた地元猟友会の3人が行った。銃で50メートル先の直径5センチの的を5発連続で撃ち抜くなど、認定基準は厳しいという。

 シカの生息数を減らすには年間1万6千頭を捕獲する必要があり、猟友会に夜間銃猟を呼び掛けて実現した。3カ所で計12回を予定している。

 環境省は平成35年度までにニホンジカとイノシシの個体数半減を目指している。銃を使った夜間の猟は危険だが、農作物を荒らす動物の行動が活発になるため、改正法で解禁。和歌山県は人里から離れた山中などで認めることにした。

 林野庁によると、鳥獣による農作物被害は約191億円(26年度)。シカによる農作物被害は、和歌山県は約4450万円と全国19番目。

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