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【プロ野球】新ルールは捕手の“難敵”? ブロック禁止に「厳しい」と悩みの声

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【プロ野球】
新ルールは捕手の“難敵”? ブロック禁止に「厳しい」と悩みの声

本塁突入するも捕手、小宮山慎二にブロックされる走者、荒木郁也=14日、宜野座村野球場(松永渉平撮影) 本塁突入するも捕手、小宮山慎二にブロックされる走者、荒木郁也=14日、宜野座村野球場(松永渉平撮影)

 プロ野球春季キャンプは実戦が始まり開幕へ向けたふるい落としが始まった。ところが、捕手には定位置争いとは違った“難敵”があるようだ。今季から導入する「コリジョン(衝突)ルール」だ。本塁の衝突を禁じる捕手を守るルールのはずが、クロスプレーの技術を根底から見直す必要に迫られるなど、思わぬ悩みの種となっている。(大宮健司)

 14日の阪神の紅白戦。四回1死二塁から、中谷が放った左前打で二走の荒木が本塁へ突入し、左翼手のペレスからの返球を捕手の小宮山が捕球。クロスプレーでアウトにした。だが、審判団は内野に集結。協議の輪が解けると球審が「ホーム」と宣言し、鮮やかな補殺が一転、走者の生還が認められ得点となった。

 長井功一球審は「捕手が走路をまたいで捕球していると判断し、『コリジョン』を適用した」と説明。小宮山が「ブロック」のように体で走路を遮ったと判断したため、守備側の走塁妨害をとり、判定がセーフに覆ったというのだ。

 クロスプレーのブロックは、相手の得点を阻止する捕手の見せ場のひとつでもあった。一方、激しい衝突が捕手のけがを招く危険は小さくはない。日本高野連は2013年から、米大リーグは14年からブロックを禁止。プロ野球でも昨秋の教育リーグから新ルールが試験導入され、各球団も対策を練っていた。

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