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【廃棄カツ横流し】イオンのソーセージ、ローソンの空揚げ…ココイチ以外にも大量の廃棄食品次々と、調査難航で見えぬ全容

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【廃棄カツ横流し】
イオンのソーセージ、ローソンの空揚げ…ココイチ以外にも大量の廃棄食品次々と、調査難航で見えぬ全容

 廃棄カツ横流しが公になって13日で1カ月。カツを転売していた岐阜県の製麺業者「みのりフーズ」から100品目を超える廃棄品とみられる食品が見つかり、カツを横流しした愛知県の産業廃棄物処理業者「ダイコー」も無届けの倉庫で大量の食品を保管していた。伝票類は残っておらず、見つかった食品と証言頼みの行政の調査は難航。全容は見えない。

 5年前から

 マルコメのみそ、イオンのソーセージ、ローソンの空揚げ。みのりフーズの“在庫”は大手製品にも及んだ。岐阜県によると、賞味期限切れが多く、1箱に雑多な食品を詰め込むなど、保管方法はずさんだった。

 みのりフーズの実質的経営者(78)は「ダイコーから仕入れ、転売したり食べたりした」と取材に説明している。東日本大震災後、東京電力福島第1原発事故の風評被害で売れ残った福島県産じゃこを仕入れたのがダイコーとの最初の取引だったという。利益は「製麺業の赤字補填に使った」と話す。

 表と裏

 岐阜県の調査で、廃棄品とはっきりしたのは半分程度で、流通量もはっきりしない。実質的経営者の証言にはあやふやな部分もあり、担当者は「たどるのも限界がある」とお手上げ状態だ。

 一方のダイコーも優良事業者として国に登録する裏で、愛知、岐阜、三重各県の計5カ所で廃棄品とみられる食品を無届け保管していたことが次々明るみに。愛知県の担当者は「処理能力を超えるような量」とみている。みのりフーズ側も「蜂蜜や菓子を持ちだした」と取材に認めており、無届けの倉庫でいったん保管した廃棄食品が流通した可能性が高まった。

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