産経WEST

【衝撃事件の核心】史上最大の金塊密輸、香港・韓国ルート急増…消費税アップで〝うまみ〟 捜査当局は厳戒態勢

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
史上最大の金塊密輸、香港・韓国ルート急増…消費税アップで〝うまみ〟 捜査当局は厳戒態勢

密輸の「運び役」が香港から国内に持ち込もうとした130キロの金の延べ板。金銭に換算すると計6億400万円相当になる。航空荷物を利用した密輸としては過去最大の規模となった=関西空港税関支署 密輸の「運び役」が香港から国内に持ち込もうとした130キロの金の延べ板。金銭に換算すると計6億400万円相当になる。航空荷物を利用した密輸としては過去最大の規模となった=関西空港税関支署

 箱を開けると表面だけ口紅や乳液などが敷き詰められ、下部の大半は黒い布袋に包まれた金の延べ板だった。

国際的な密輸組織か

 金の延べ板は計130枚あり、1枚につき縦13センチ、横6センチ、厚さ2センチ、重さ1キロ。金銭に換算すると実に計6億400万円相当だった。ほかにもロレックスやシャネルなどの高級腕時計508点(計4億7千万円相当)が入っていた。

 航空荷物を利用した密輸としては過去最大の規模で、税関から通報を受けた大阪府警は捜査を開始。「運び役」だった4人以外にも、指示役や密輸後の金の買い取り役など6人を割り出し、今年1月、消費税法違反(脱税未遂)や関税法違反(無許可輸入未遂)などの容疑で逮捕した。

 府警によると、中心人物は大阪市北区の輸入仲介業の男(52)。逮捕されたメンバーの中には韓国籍や英国籍も含まれており、国際的な密輸組織とみて現在も全容解明に向けた捜査を続けている。

航空便検査を強化

 財務省によると、平成26年7月~27年6月に全国の税関が水際で摘発した金の密輸は177件で、前年同期(8件)の22倍にのぼる。脱税額も同8倍の約2億4千万円で、ともに過去最高だった。

 今回の密輸事件の舞台となった関空での摘発は、全国の約4分の1を占める46件。内側に金を隠せるよう細工したベストを着用したり、スーツケースを二重底にしたりする手口で、脱税額は4300万円に上っている。

続きを読む

このニュースの写真

  • 史上最大の金塊密輸、香港・韓国ルート急増…消費税アップで〝うまみ〟 捜査当局は厳戒態勢

「産経WEST」のランキング