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【動画】銅剣のサメの絵、返却2日前にルーペで発見 奈文研「細い線、何かある」

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銅剣のサメの絵、返却2日前にルーペで発見 奈文研「細い線、何かある」

 弥生時代の銅剣に彫られたサメの絵を見つけた経緯について話す、奈良文化財研究所の難波洋三埋蔵文化財センター長=奈良市  弥生時代の銅剣に彫られたサメの絵を見つけた経緯について話す、奈良文化財研究所の難波洋三埋蔵文化財センター長=奈良市

 展示の機会にも恵まれなかった銅剣にサメの絵を見つけたのは、最新の科学分析ではなく研究者の目だった。鳥取県から分析の依頼を受けて奈良文化財研究所(奈良市)が預かった銅剣。返却の2日前、難波洋三埋蔵文化財センター長が「念のため」とルーペで観察、「細い線だけど、何かある」。

 銅剣は鳥取県立博物館への寄贈品だが、銅剣が入った箱に「鳥取県某神社伝来」と書かれただけで来歴は不明。ほとんど展示されずに収蔵庫で眠っていたが、新しい鳥取県史の編さんのため、他の青銅器と共に研究所に送られた。

 研究所では最新の3次元計測やエックス線撮影などを2カ月かけて実施した。返却が迫る昨年11月下旬。「詳しく観察できる機会は少ない。もう一回見ておこう」。難波センター長が光や角度を変えて表面を細かく観察、偶然絵を見つけた。

 十数年前にもこの銅剣を見ていたが、その時は気付かなかったという。難波センター長は「自分の目の性能は落ちているが、考古学にとって現物の観察が大事だと再認識した」と笑顔で振り返った。

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